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大谷史乃− Functional Lines −

更新日:2022年8月2日

===================================== [展覧会のお知らせ] A03 オープン記念企画 Vol.13 大谷史乃 Functional Lines − 会期 2022年8月6日(土) ~ 8月21日(日) 3:00pm~6:00pm    (要予約) 会場 A03 〒120-0003 東京都足立区東和3-12-30藝心寮405号室 =====================================

 この度、[A03](東京藝術大学寮 藝心寮内)において、京都を中心に活動している「大谷史乃」− Functional Lines − の展覧会を開催する運びとなりました。この企画は、2019年からスタートし、国内外のアーティストを紹介していく "アーティストシリーズ" の13回目の企画として、2022年8月6日(土)〜8月21日(日)の会期で開催致します。

皆様お誘い合わせの上、ご来場ご高覧いただきますよう心よりお待ち申し上げます。


大谷史乃は、制作過程や日常的な物事の認識について、グラデーションやバリエーションを生み出すことで、新たな認識や地平を探り展開しているアーティストです。作品はシリーズごとに様々な展開を試みながら制作されます。これまでは、写真媒体から導かれる "バーチャルな" イメージの獲得と、紙や布など、身近な素材を用いてできる “リアルな" 方法で制作する2つの表現を並行して行っています。2019年に発表した「White Lines」シリーズでは紙に1mm程度の窪みをつけた線を縦横、表裏と無数に引き、線の引き方を変えてできるエンボス作品を複数制作しています。それは一見するとただの白い紙のようですが、窪ませた無数の線によって紙はわずかに立体感を帯び、線による模様とともに布のようなテクスチュアが見えてきます。


今回の展覧会では、これまでの作品の特徴としてきた "線" を、何かのモチーフやイメージを定着するためのものとしてではなく、"動線" の経過をあらわすものとして扱う新しい作品を展示いたします。

作品のコンセプトを実現するための技法の感覚から解放された新しい試みは、コンセプトをそのまま定着させる作品を実現するために、素材と方法が出会った瞬間に作品として完結させる方法を実験しています。そして展覧会では、それぞれの作品のなかで、物の存在やその過程自体にも価値を持たせるためのシンプルな作品が数点揃うはずです。


 夕暮れ時には、屋外にある[A03]の照明の雰囲気と作品の表情も変化していきます。

大谷史乃が仕掛けた作品に内在する機能と見た目の往還について。

[A03]の狭小空界内を散策しながら、作品ごとに異なる角度に目を這わせることで、きっと見つけることができるでしょう。

鑑賞者は日々の時間軸の何時の瞬間に訪れ、そして何を体験するのか。気を衒うことなく静かに佇みながら "そこではない此処" を意識させる作品です。



ご高覧に際し、前日までの観覧予約とマスクの着用をお願い申し上げます。 皆様、ご予約の上、ご高覧いただきますよう重ねてご案内申し上げます。 [A03] 主宰 福田周平 展覧会詳細 展覧会: 「大谷史乃」− Functional Lines − 会期:  2022年 8月6日(土)~8月21日(日)      午後3時~午後6時      *ご高覧にあたり前日までにE-mailにて鑑賞前日までのご予約が必要です。       コロナ禍にあって、ご希望に添えない場合もございます。予めご了承下さい。 会場:  120-0003 東京都足立区東和3丁目12-30 藝心寮内アトリエA棟03号 予約:  E-mail: shuhei.199431sh@gmail.com 問合せ: Tel: 080-2085-0432(福田) 特記:  A03 オープン記念企画(日本) Vol.13 CV: 大谷 史乃 1986年、群馬県生まれ 京都市在住 学歴 2013 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程 工芸専攻染織 修了 2011 京都市立芸術大学美術学部 工芸科染織専攻 卒業 個展 2017 NEW WORKS(AIS GALLERY、群馬) 2014 presence(KUNST ARZT、京都) 2012 transparent(Gallery Ort Project、京都) グループ展等 2022 山ノ外・オープンスタジオ・オープンギャラリー(山ノ外スタジオ、京都) 2021 人工の森(京都府立府民ホールALTI エントランスギャラリー、京都) 2019 Japanese Positions(raum2810、ドイツ)    OPEN STUDIO×10 (山ノ外スタジオ、京都) 2018 A selection of contemporary artists from Japan(teksas、デンマーク)    人工的品(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都)    3331 ART FAIR(アーツ千代田 3331、東京) 2017 大谷史乃・川股由希・桐月沙樹「うつす」(楽空間 祇をん小西、京都)    Open Eyes = Open Mind Ⅵ(ライフアップスクエア アイズ、群馬) 2016 Open Eyes = Open Mind Ⅴ(ライフアップスクエア アイズ、群馬) 2015 Atsuo Hukuda and friends Colour and/or Monochrome(Hebel_121、スイス)    Open Eyes = Open Mind Ⅳ(ライフアップスクエア アイズ、群馬) 2014 collection/connection -マヤ・アンデス染織につらねる新しいカタチ-     (堀川御池ギャラリー、京都) パブリックコレクション 株式会社 京都銀行













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